人気スター、ワン・イーボー主演。世界興収177億円のメガヒット作『ボーン・トゥ・フライ』

 公開から約4か月で、世界興収177億円。前評判の高い一作、『ボーン・トゥ・フライ』がついに6月28日よりTOHOシネマズ 日比谷他で全国公開される。主演は、中韓合同のボーイズグループ“UNIQ”のメンバーとしてデビューし、映画『無名』や数々のドラマでも話題を集めるワン・イーボー。さわやかでりりしいイメージのある彼が、若き空軍パイロット=レイ・ユーを、文字通り体を張って演じている。

 制作陣は、スターであるワン・イーボーに、「天才肌」の役柄をあてがうこともできたはず。だが彼が扮するレイ・ユーは努力型、そして立ち止まり、考え、悩むことをいとわない。訓練中にトラブルを起こした彼の潜在能力を見出したのは、戦闘機のテストパイロットチーム隊長のチャン・ティン(フー・ジュン)。見事、お眼鏡にかなったレイ・ユーは高度1万メートル以上という高さの中で、あまりにもハードな、命がけの訓練を行うのだが、あまりにもカメラ・ワークが鮮烈で、音質もダイナミックなので、こちらもトレーニングや飛行をいくぶんか疑似体験しているような気持になる。劇場に足を運ぶ方は、ド迫力のアトラクションを体験する気持ちで臨むのが得策かもしれない。

 監督・脚本を担当するリウ・シャオシーには、テスト飛行ミッションで亡くなったテストパイロットの友人がいたという。つまりこの作品は彼の実体験を交えた、一種のオマージュなのだ。3年間の準備期間を経て制作されたという本作からは、「バディの絆」と共に、中国の飛行機産業の驚くべき威容もうかがうことができる。

映画『ボーン・トゥ・フライ』

6月28日(金)TOHOシネマズ 日比谷 全国ロードショー!

出演:ワン・イーボー、ユー・シー、チョウ・ドンユィ、フー・ジュン
監督/脚本:リウ・シャオシー 日本語字幕:河合彩子 字幕監修:浪江俊明『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』
2023│中国│北京語│カラー│シネスコ│5.1ch│128分│原題:長空之王(Born to Fly)│映倫:G│提供:ツイン、hulu│配給:ツイン
(C)2023 Shanghai PMF Pictures Co., Ltd. & Mr. Liu Xiaoshi

公式サイト
https://borntofly.jp/